鉄スクラップには大きく分けて「市中スクラップ」と「自家発生スクラップ」とがあります。このうち一般的に鉄スクラップと言われているのは、工場などの生産現場から発生する「市中スクラップ」のことです。なお「自家発生スクラップ」は、製鋼メーカーで、製鋼や加工の工程から出てくるスクラップのことで、製鋼の工程の中で再利用が図られているので市中にでることはありません。
鉄 スクラップの代表的なものに、プレス後の廃車、鉄筋、橋げたなどの建築用鋼材、家電製品などから回収した鉄分、スチール缶などがあります。金属スクラップの中でも、取り扱い量が最も多く、鉄筋、鉄骨など建物の解体工事の際にも多く発生します。
鉄スクラップは、種類や加工の違いによって、価格にも違いがでます。ガス切リ、ギロチン材 A、ギロチン材 B、ギロチン材 C、マンガン鋼、など様々なスクラップの種類に分別されており、それぞれの価値や相場、量などによって価格が決まります。
![]() | 品物 | 概要 |
---|---|---|
特級ギロチン材 | 鉄屑の厚みが6mm以上の良質なもの | |
一級ギロチン材 | 鉄屑の厚みが3mm以上の良質なもの | |
二級ギロチン材 | 鉄屑の厚みが薄いもの | |
鉄千地 | ペール缶、一斗缶、トタンなど | |
ガス切り材 | ガス切りが必要となる物 | |
バイク・自転車・廃車 (シュレッター材) |
バイクや自転車も鉄くずとして扱います | |
工業用雑品 | 配電盤、モーターなど銅分含有率が高いもの。(要検収) | |
家電及びOA雑品 | テレビ、洗濯機、冷蔵庫を除くもの(要検収) |
-
- ギロチン材 A
-
- ギロチン材 B
-
- ガス切り材
-
- バイク
-
- カープレス
-
- ドラム缶
-
- ガス切り材
-
- ガス切り材
-
- シュレッダー屑
-
- ワイヤー屑(要切断)
-
- 一斗缶